2019年11月3日日曜日

Pífanoの勉強?その2


いつもこのくらいの気候だといいですね。今週のライブのおしらせです!

11/9(土) 桜木町 Sam’s Bar
http://www8.plala.or.jp/samsbar/access.html
竹村一彦 (vo,g)  オーノ (fl)
w/ Los Borrachos
19:30~ 500円 + 投げ銭 ※1ステージごとに1オーダー以上
CD作ってもう3年になりますかね。久しぶりに竹村氏とご一緒します。
彼のオリジナル曲をたっぷり演奏しますよ。対バンのベネズエラ・
マンドリンユニットも楽しみですね。ぜひ聴きに来てください!





ブラジルの北東部音楽のバンドをやっている。何度かネタにしたけど、そこで
シンプルな、葦の管に歌口と指穴6つ開けただけの横笛を吹いているのだ。

で、世の中インターネットでSNSな時代であるから、ブラジル北東部の現地で
同じようなバンドをやってる方々の様子を映像で知ることが出来る。
大変参考になる。ありがたい。
そういったビデオには、もちろん我々も名前を知ってる大御所が、立派な
ところで演奏しているものもあるが、今や世界中で誰もがスマホ持ってる。
地方の名前も知らない奏者の動画も色々観ることが出来る。

そんな流れでフォローした、どうやら北東部の小都市で活動中の、
オジサン(お兄さんかな)から動画投稿があった。
新しく短めの横笛を作ってみたから見てくれよ、みたいなことらしい。
で、その新しい笛を吹き始めたのだが、

ドミソミドソミソ、レファラファレラファラ、ミソシソミシソシ・・・

とスケール上のアルペジオを1オクターブ、一つもミス無く滑らかに駆け
上ってみせたではないか!素晴らし!
おー。これはこのパターンを結構さらってるよ。

悲しいかな、我々の考えにバイアスがかかって良くないのだが、このような
民族音楽的な音楽を演る人は、譜面とか楽典とか気にせず、聴いて憶えろ、
習うより慣れろ、ともかく沢山演奏して上手になるのだと思っていた。
スケールやアルペジオは、エッセンスを練習して効率化を図るモダンな、
また違ったアプローチだ。クラシックやジャズはそうやって練習しますよ。
彼らは民族音楽的ではあるが、スケールやアルペジオも練習している!

吹き終わった彼は、笑顔で新しい楽器をカメラの前に差し出す。
うーむ。指穴の直径が各々で違うタイプだ。
我々の使っている笛は伝統的なやつで、6つの指穴は同じ大きさだ。
これは制作上の都合(管に焼け火箸で穴をあける)で音響学的にはよろしくなく、
改善するには個々の大きさを調整しなくてはならない。そうすると音程は
良くなり、おそらく指使いも容易になると思われる。
つまり彼らは旧来の楽器を改良し、練習法も見直し、更に前進している、
ようだ。うーむ。

さあて、大都会 Tóquio ではどうする・・・。
とりあえずアルペジオはさらうか(^^;。



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