今年もよろしくお願いします!土曜日のお知らせです!
1/11(土) 高円寺 Toca de Aparecida
新春Bossa Nova Live
Tomi (vo,g) オーノ(fl)
18:00 open 19:00 start
¥3,000+order
今年はトミさんの素敵な歌とギターから始めましょう!
Bossa Novaの佳曲を沢山演奏します。いいですよねー
Bossa Nova。Aparecidaには美味しいブラジルの料理、
お酒、本・CD、音楽etc.が一杯!ぜひにお越しください!
さて、こいだスーパーで久しぶりに見つけた↓のお茶菓子。
昔と比べると袋が小さくなって中身も減った気がする・・・。
気になるのはその名前ゆえだが、実際、上品で美味しいです。
お茶菓子と違って音楽の方のショーロは近年、演奏する人が
増えている気がしますね。それも全国的にですね。素晴らしい!
フルート奏者にとってショーロは取り組みやすいジャンルだと
思います。なぜなら、かつてショーロの歴史の中心に何人かの
フルート奏者が居て、彼らが作曲し演奏した幾つかの曲は今や
ショーロを代表するレパートリーとなっているからです。
まー、クラシックやジャズの歴史の本だと、フルートを吹いて
いた人なんて、隅っこにちょこっと出てくる位ですからね!
その一番手はJoaquim Antônio da Silva Calladoですね。
ショーロの創始者の1人、「ショーロの父」とも言われてます。
彼が作曲したFlor Amorosa(1880)はよく演奏されますね。
ポルカって書いてありますが、ショーロの最初は当時流行の
ヨーロッパダンス音楽のブラジル化、ポルトガル、アフリカ
由来の音楽、リズムとの混交から始まったんですね。
上の動画の演奏はほぼ譜面通り、情感あふれる上品な演奏
ですが、ショーロ専門の人達が同じ曲を演奏すると
もっと自由闊達な演奏、解釈ですね。
しかし、19世紀はヴィルトゥオーゾの時代。即興を盛り込み
演奏することは普通にあり、Joaquim Calladoもこんな感じで
演奏していたのかもしれません。
さて、次のフルートのスターはPatápio Silvaですか。若くして
亡くなった天才だったそうですが、なんと自作自演の録音がある。
1904年の録音らしいです。ワルツだからか特にブラジルっぽくは
なく、こちらもよく演奏されるようです。難しそうだけど(^^;。
最近のショーロ楽団の演奏も。
そしてPixinguinhaですね。お誕生日が「ショーロの日」に制定
されている、ブラジル音楽史上最も偉大な人物の一人です。
ショーロの有名な曲、Carinhoso、Lamentos、Um a zero、etc.
今でもよく演奏される定番の曲を沢山作曲してます。
彼はキャリアの後半はフルートを吹かなくなっちゃうんだけど、
ここでは軽快なフルートの対旋律にまわっていい感じですね。
ということで、過去の偉人のおかげでショーロでフルートは
かなり主役です。フルート持ってブラジル音楽を演るとなると、
ショーロを知らないわけにはいかない。まあ、バッハのソナタや
モーツァルトが必修なのとおんなじです。もちろん、ここでは
ブラジル音楽のスタイル、特にリズムに慣れねばなりませんが・・・。
ショーロはけっこうフルート向きの技術的に歯応えのある曲も
多いし、華麗に歌える曲もあるので、フルート吹く方々にはぜひ
ショーロを演奏してみて欲しいですね(^^)。
専門的には難しいけれど、私もお誘いあれば、頑張ります(^^;。
今年も2、3回は機会があるんじゃないかな。楽しみです。